「あ、いい香り」
街なかで感じた香りに、気分が良くなったことはありませんか?
昔の記憶がよみがえることもありますよね。
紅茶にも、さまざまな香りをまとわせたフレーバーティーがあります。
フルーツやお花、スパイスなど、フレーバーティの種類はさまざま。
その香りによって、印象も大きく変わります。
この記事では、フレーバーティーとはどのようなものなのか、その製法や香りの種類、紅茶以外のフレーバーティーについてご紹介します。
紅茶愛飲歴20年・通算20,000杯以上を飲んできた私が、基礎をわかりやすくまとめました。
香りの特徴を知ることで、ティータイムがより一層、癒しや気分転換の時間になります。
あなたも、紅茶にお気に入りの香りをまとわせて、日常にちょっとした彩りを添えてみませんか?
フレーバーティーの基本

フレーバーティーとは、茶葉に香りをつけたお茶のことです。
茶葉に香りをつける方法は大きく分けて2種類あります。

製法ごとの個性を知ると、
フレーバーティーの楽しみ方が広がりますよ♪
果実や花をブレンドして香りを移す(センティッドティー)

ドライフルーツやスパイス、花びらなどの天然素材を茶葉にブレンドすることで、香りを移す方法です。
自然な風味と見た目の華やかさを楽しめます。
香料で香りづけ

果物や花から抽出したエッセンスをスプレーや霧吹きで茶葉に吹きかけ、香りを移す方法です。
しっかりとした香りが楽しめ、香りの安定性・再現性が高いのが特徴。
そのため、市販のフレーバーティーの多くはこの方法で作られています。
代表的な例
香りの種類

フレーバーティーには、フルーティーな香りやバニラ・チョコのような甘い香り、ピリッとしたスパイシーな香りなど、多彩なバリエーションがあります。
ここでは香りごとの特徴と、代表的な種類・おすすめの楽しみ方をご紹介します。

あなた好みのフレーバーを見つけてみませんか?
フルーツ系

香りづけをするフルーツによって、印象が変わります。
柑橘系はすっきり爽やかな印象で、中でも代表的なものがアールグレイ。
アールグレイは、ベルガモットという柑橘類(レモンやオレンジに似た香り)の香りをまとわせた紅茶です。
ベリー系は甘みのあるフルーティーな香りで、ストロベリーやブルーベリーが人気。
アップルティーにシナモンを加えると、アップルパイを思わせるような香ばしく甘い風味になります。
ピーチやマスカットは上品でみずみずしい印象。
マンゴーやパッションフルーツは甘くて南国を思わせるトロピカルな味わいを楽しめます。
代表的なフルーツ系フレーバー

フルーツの香りで気分もリフレッシュ♪
お花系

お花のフレーバーティーは、まるでアロマテラピーのよう。
華やかな香りで気分転換やリラックスしたいときにぴったりです。
ローズは優雅な気分にしてくれる定番のフレーバー。
ジャスミンやラベンダーも人気があります。
コーンフラワー(ヤグルマギク)は深い青色の花びらが特徴で、茶葉に混ぜると、見た目を一気に華やかにしてくれます。
コーンフラワーの香りは控えめでほのかな甘みを感じる程度なので、花の香りが強すぎるのは苦手…という方でも飲みやすいです。
代表的なお花系フレーバー

特別なティータイムや来客時、ゆったりリラックスしたいときにオススメです♪
スパイス系

スパイスの香りはお茶に奥行きを与え、味わいをより深めます。
シナモンやジンジャー(しょうが)、カルダモンは代表的なスパイス。
クローブなどを加えるとより本格的な風味に。
スパイス系はミルクティーとの相性が抜群で、チャイのように濃厚で大人っぽい印象を楽しめます。
また、スパイスが体を温めてくれるので、寒い冬に飲めば心と身体がほぐれて、ホッとする一杯を楽しむことができます。
代表的なスパイス系フレーバー

リラックスしたい夜やホッとしたいときにオススメです。
茶葉の種類

フレーバーティーと聞くと、まず紅茶を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも実は、紅茶に限らず緑茶やルイボスティーなどに香り付けしたものがあります。
どんな茶葉に香りをつけるかによって、味わいは大きく変わります。
ここでは、茶葉本来の風味とフレーバーの組み合わせについてご紹介します。

紅茶以外のフレーバーティーも、ぜひ挑戦してみてくださいね♪
紅茶ベース

紅茶特有のコクと適度な渋みがフレーバーとよく調和し、重厚感や深みを感じさせます。
フレーバーティーのベースとして最も一般的で、まさに王道といえる存在です。
煎茶ベース

すっきりとした飲み口の煎茶にフルーツや花の香りを加えると、より軽やかで爽快な印象に。
紅茶ベースとは一味違う、煎茶に香り付けをするという意外性が新鮮で、ハマる人も多いです。
ルイボスティーベース

ルイボスティー特有のほのかな甘みと香ばしさに、フルーツやバニラなどのフレーバーが加わると華やかな味わいに。
鮮やかな赤い水色(すいしょく)が魅力で、見た目と香りの両方を楽しむことができます。
ルイボスティーはカフェインレスなので、就寝前のティータイムにもおすすめ。
まとめ 色んな香りを楽しもう!

フレーバーティーは、香りの種類や茶葉との組み合わせによって、まったく違った味わいを楽しめます。
あなたのお好みのフレーバーを見つけて、気分転換に使うのもよし。
フレーバーティー1杯をまるごとデザートのように楽しむのもよし。
同じフレーバーでも紅茶・緑茶・ルイボスで飲み比べてみるのも面白いですよ。
今回はフレーバーティーについて、概要を簡単にご紹介しました。
今後はフレーバー別のおすすめ記事などもアップしていきますので、ぜひお楽しみに♪

あなたのティータイムが、もっと楽しく豊かになりますように♪
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